こんにちは。Tsumikiです!
今回は、コロナ禍においてイギリスからの日本への再入国の流れを、私の実体験をもとにレポートしていきます。
語学留学のため2021年8月からロンドンに滞在しており、2022年1月中旬に帰国したばかりです。感染状況にともない、制度も目まぐるしく変化しているため、最新の状況とは多少異なる可能性がありますが、これから帰国される方への参考になればと思います。
また、現在日本は基本的に外国籍の方の入国を原則認めていませんが、日本人(日本国籍を持つ方、永住権を持つ方)の入国は可能ですのでご安心ください。
出国前に必要なこと
日本入国に際しては、出発する国や地域によって求められる条件が異なってきます。このページでは、実体験に基づいた具体的な話ができればと思いますので、ここからはイギリスからの入国についてであることを前提に進んでいきます。
出国に際し、必要な項目は以下の通りです。
- 出国前72時間以内のPCR検査陰性証明書
- 厚生労働省の指定する質問票に回答→QRコード取得
です。ひとつひとつ押さえていけば不安なことはありません。それぞれ詳しく解説をしていきます。
・PCR陰性証明書について
日本入国に際して認められるPCR陰性証明には、厚生労働省が発表している指定の条件があります。
【参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html】
重要なことは、・出国前72時間以内に・指定の検査方法・指定の検体採取方法で 検査が行われていること。
厚生労働省のサイトでは『指定のフォーマットでの提出をするように。用意できない場合は任意のものでもOK』との記載がありますが、私の場合は、PCRの陰性証明をPDFで受け取り、それを検疫官、出国審査官へデータとして提示することで問題なしでした。イギリスのヒースロー空港で一度「指定のフォーマット持ってる?」と尋ねられましたが、必要な情報が満たされている旨を伝え、受け付けてもらえています。
また、上記のページで用意されているフォーマットに記載ができるクリニックなどの紹介もありますが、受け付けているクリニックの数も少なく、倍以上の値段がかかってしまうため、費用を抑えて問題なく帰国できる一般の検査機関でも充分でしょう。ただ、検体の採取方法や検査の方法、パスポートの番号など必要な情報は満たされている必要はありますので、証明書の記載項目はあらかじめ確認しておくようにしましょう。ただ、検査機関のページを調べると、特に海外へのフライトに適した検査の項目が用意されていることが多いようです。
私は、イギリスの大手会社であるRandoxという会社で検査をしました。
【Randoxホームページ→https://www.randox.com】
【出国時のフライト用→https://booking.randox.com/#ardp】
費用は£55。これよりも安い値段で提供している検査機関もたくさんありますが、私は確実性とネームバリューを考慮してこの会社を選んでいます。クーポンでの割引があり、£5 安く購入することができました。コードは検索で公式ページがヒットしましたのでお試しください。
・質問票への回答
私が見落としており、空港についてから回答したものがこれです。
【参考:厚生労働省『質問票の提出について』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html】
内容自体は、帰国時のフライトNo.や到着日など簡易なものですが、出国・入国の際、回答後に取得できるQRコードの提示が必須です。当日慌てないためにも予め回答、スクリーンショットをとっておきましょう(再表示不可らしい)。
空港到着後の流れ
出発時には、前項で用意したデータがあればすんなりと通過することができます。オランダとフランス乗り継ぎのフライトでしたが、空港から出ないのであれば普段通りの旅ができます。あくまで感染への自衛は怠らないようにしましょう。
さて入国は成田空港。その後の流れを大まかに説明すると以下のようになります
- 誓約書などへの記入
- 到着後PCR検査の実施
- 指定宿泊施設への移動
空港につくと、日本国外への乗り継ぎ便を利用する乗客(大半です)が先に降機させられ、日本が最終目的地の人はその後に降ります。機内では、いつも通りの関税に関する書類のほか、必要な誓約書などの書類が一緒に渡されています。そのほかに隔離に関する書類の記入が必要だったので、まずは記入。その後、あちこちチェックポイントを経由しながらPCR検査です。唾液を自分で採取するタイプでした。結果判明まで1時間ほど、待機場所から移動するまでも1時間ほど待機、宿泊先からホテルまで1時間弱でしたので、ほっと一息つけるまでは、着陸から計算してトータル5時間ほどでした。
ホテルでは、過ごし方に関する簡単な説明があり、荷物もスタッフさんが運んでくれました。部屋からは基本的に出ることはできませんが、幸運なことに、お部屋の設備・お弁当にも私は不自由を感じることなく過ごせています。
入国後の隔離について
水際対策として海外の多くの国からの入国後には14日間の自主隔離が必要でしたが、つい先日、2022年1月14日より、今後新たに指定がない限りは、待機期間が10日間に短縮されています。これは既に入国し待機中の人にも適用されるようです。詳細は今後の動向を私自身も追いかけていくところです。
また、地域によっては入国後3日〜10日間、政府指定の宿泊施設での待機が求められており、こちらの仕組みは今のところ変更なく運用されています。イギリスは6日間の宿泊施設での待機が必要な国に指定されており、入国後の翌日を1日目と計算し3日目と6日目にPCR検査の実施があります。6日目で陰性が証明されれば、自宅などへの移動が可能となりますが、その際には公共交通機関を使うことができませんので、ハイヤーや自家用車による送迎の依頼、帰国者専用の電車を手配するなどの調整を予めしておくことも忘れずに。
【参考:日本へ帰国・入国される方の交通アクセスについて 成田空港https://www.narita-airport.jp/jp/news/corona_publictransport】
さて、ここまでイギリスからの帰国レポートをまとめてきました。追加の情報があれば適宜更新していきたいと思います。新しい情報を提供したいがために、大慌てでホームページを開設したTsumikiでした。以後お見知り置きを。
それでは、またお会いしましょう!